柔軟と屹立、ほか入荷しました
『柔軟と屹立 日本近代文学と弱者・母性・労働』綾目広治/著 御茶の水書房 2016年
現代という時代の悪気流な状況下にあって必要となってくるのは、硬直した姿勢ではなく、柔らかくしなやかでありつつも原則を堅持していくつよさである。井伏鱒二や三好十郎、安岡章太郎、吉行淳之介など、柔軟であり、かつ屹立した文学者たちを論じる。
『谷崎潤一郎 上海交遊記 大人の本棚』千葉俊二/編 みすず書房 2004年
谷崎潤一郎にとっての海外経験は生涯に二度あり、いずれも中国に関連する旅である。「蘇州紀行」「廬山日記」「秦淮の夜」「西湖の月」「鶴唳」「上海見聞録」「内山完造宛書簡」のほか、紀行文や旅日記からエッセイ、全集未収録の手紙や談話まで、大谷崎が体験した「中国」の全貌を1冊に収める。
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