フランソワとマルグリット、ほか入荷しました
『フランソワとマルグリット 18世紀フランスの未婚の母と子どもたち』藤田苑子/著 平成6年 同文館
小教区帳簿と妊娠届出書、病院収容簿の三種類の史料の中から見えてくる、18世紀フランスにおける乳児期の子どもたちの生と死を描き出す。子どもの出産以前の時期を扱ったⅠ部と出生以後の時期、中でも里子に出されて子どもたちを中心に扱ったⅡ部、Ⅲ部とで構成。
『パリのマリア ヨーロッパは奇跡を愛する』竹下節子/著 1994年 筑摩書房
合理主義でありおしゃれなスタイルのフランス人の精神の奥底には、土くさい神秘主義者の姿を見出すことができる。「パリのマリア」「闇の中のロゴス」「天翔る聖女」の三篇の奇跡譚から、筆者がフランスで体感した、あまり知られていないフランスカトリック社会での神秘的な世界観を描き出し、フランスの「奥座敷」を覗く。
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