「ことば」という幻影、ほか入荷しました
『「ことば」という幻影 近代日本の言語イデオロギー』イ・ヨンスク/著 2009年 明石書店
著者の前著『「国語」という思想』の内容を引き継ぎつつ、さらに幅広い問題を含んだ本著では、「植民地異民族」から「方言話者」「ろう者」「外国人労働者」までをも視野に入れながら、近代日本において「国語」を中心とした言語秩序がいかにして作られ、そしてそれがどのような言語イデオロギーによって守られているのかを探ることにより、来るべき言語的民主主義の姿を展望する。
著者の前著『「国語」という思想』の内容を引き継ぎつつ、さらに幅広い問題を含んだ本著では、「植民地異民族」から「方言話者」「ろう者」「外国人労働者」までをも視野に入れながら、近代日本において「国語」を中心とした言語秩序がいかにして作られ、そしてそれがどのような言語イデオロギーによって守られているのかを探ることにより、来るべき言語的民主主義の姿を展望する。
『漢字論 不可避の他者』子安宣邦/著 2003年 岩波書店
日本語の中において他者性の性格を帯びる漢字。だがこの他者なくして、日本語という言語の成立はありうるのであろうか。『古事記』や漢文訓読、山田孝雄や時枝誠記といった近代の国語学者の言説などを咀嚼し、国語学や倫理学、日本文化論の形成の基盤に対しての批判的視点を提示する。
日本語の中において他者性の性格を帯びる漢字。だがこの他者なくして、日本語という言語の成立はありうるのであろうか。『古事記』や漢文訓読、山田孝雄や時枝誠記といった近代の国語学者の言説などを咀嚼し、国語学や倫理学、日本文化論の形成の基盤に対しての批判的視点を提示する。
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