物語文学の誕生、ほか入荷しました
『物語文学の誕生 万葉集からの文学史 角川叢書9』古橋信孝/著 平成12年 角川書店
万葉集における巻十六の物語的な題詞や左注を中心として、日本語という言語の特性をいかした物語をどのように書こうとしたのかを具体的に見ていきながら、これまでは断絶した世界として捉えられていた、万葉集から『伊勢物語』等の平安期の物語文学への繋がりを探る。
『新聞小説の誕生 平凡社選書183』本田康雄/著 1998年 平凡社
明治初年、木版から活版に乗り換えた戯作者たちが、その腕を大いにふるった「雑報」記事は、その後連載化され、仲間であった浮世絵師たちの挿絵とともに読者の喝采を浴びることとなり、新聞小説の前身である「続き物」というジャンルを生みだすこととなった。新聞小説発生の歴史を、江戸時代から近代にかけての文化史の広い視野の中から辿る。
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