仏教書・宗教書・歴史書の買い取り品の中から呪術世界と考古学のご紹介
仏教書など古書の買取品の中から『呪術世界と考古学―原始信仰と祭祀儀礼』のご紹介。この『呪術世界と考古学―原始信仰と祭祀儀礼』は日本考古学の1分野である、”神道考古学”について述べている。
著者の恩師である大場磐雄氏は神道考古学を次のように定義した。
「わが国固有の信仰の発生と、それから起こった宗教現象とを、遺跡遺物を通じて考究する、宗教考古学の一部門である」
「西欧における基督教考古学や、わが国の仏教考古学がすでに考古学の一部として提唱されているが、神道考古学もまた同じ基礎に立って、神道に関する諸現象を考古学的に考究する学問だ」と。
また、著者佐野大和氏は、次のように記している。
「神道考古学とは研究対象の枠によってその範囲を限定される分野ではなくて、研究の目的を古代社会の習俗の復元と、その習俗の基底をなす古代日本人の思惟・信仰の研究におく考古学であると考えたい。縄文・弥生以来の古代の習俗・信仰の中から、次第に醸成されてきた古代神道生成の過程を、考古学的に追究しようとするのが神道考古学の本義なのである」と。
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