シモーヌ・ヴェイユ関連の本、入荷いたしました。
左:シモーヌ・ヴェイユの哲学 ミクロス・ヴェトー(著) 今村純子(訳)
右:シモーヌ・ヴェイユの詩学 今村純子
・シモーヌ・ヴェイユの詩学 今村純子
本書は、美学・詩学の視点からヴェイユの思想を体系的に論じ、その真髄を明らかにしていく。自らの「工場生活の経験」(1934-35)を遠景にもちつつ発語された「労働者に必要なのは、パンでもバターでもなく、美であり、詩である」というヴェイユの言葉は、社会科学と美学・詩学のとの連続性を問うものであり、本書は「見える世界」が極度に重んじられる現代にあって、「見えない世界」が根をもってはじめて「見える世界」が豊かに花開くことを提示している。
・シモーヌ・ヴェイユの哲学 ミクロス・ヴェトー(著) 今村純子(訳)
シモーヌ・ヴェイユの著作をその思想に沿って解読。今や哲学の古典であるシモーヌ・ヴェイユの道徳的・宗教的思想を、その基礎にある形而上学的見地―カントとプラトンとの関連から、体系的に解釈した画期的研究書を翻訳した一冊となっている。