M.メルロ・ポンティ関連の本を、入荷いたしました。

見えるものと見えないもの

左:意識と言語の獲得 ソルボンヌ講義1   M.メルロ・ポンティ 木田元・鯨岡峻訳

右:見えるものと見えないもの  M.メルロ・ポンティ 木田元。滝浦静雄訳

 

・意識と言語の獲得 ソルボンヌ講義1  M.メルロ・ポンティ 木田元・鯨岡峻訳

『行動の構造』と『知覚の現象学』によって、哲学者としての地位を確たるものにしていたメルロ・ポンティは、1949年にソルボンヌに移り、児童心理学及び教育学の講座の主任教授になる。戦後、サルトルと共に実在主義運動を展開し、華麗な文筆活動を行っていただけに、この人事は世間を驚かせたが、授業が始まるとその素晴らしさに学生ばかりかフーコーを始め若き知識人たちも文学部の階段教室における彼の講義に殺到したという。1巻の本書には、「意識と言語の獲得」と「大人から見た子ども」の二講義を収録、全3冊。

 

・見えるものと見えないもの  M.メルロ・ポンティ 滝浦静雄・木田元訳

1961年5月3日、メルロ・ポンティはパリの自宅で大著『見えるものと見えないもの』を執筆中、突然襲った心臓麻痺のため急逝。哲学者として、「非・哲学」を自らのスタイルとし、身体・言語・芸術等を手掛かりにし、世界について考え、世界を語ることの意味を徹底して考え抜いたこの哲学者は、何を語ろうとしていたのか。本書は、『見えるものと見えないもの』の未完の草稿群と、晩年の「研究ノート」から成り、到達した自らの思想に根底的批判を加え、新たな存在論を示そうとする。


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