バルザック関連の書籍を、入荷いたしました。
左:バルザック伝 アンリ・トロワイヤ著 尾河直哉訳
右:バルザック シュテファン・ツヴァイク著 水野亮訳
・バルザック伝 アンリ・トロワイヤ著 尾河直哉訳
創作のよろこびに打ち震え、叶わぬ恋に懊悩するバルザック…その息づかいが感じられる、興趣つきない伝記。本書アンリ・トロワイヤの『バルザック伝』は、日本におけるバルザックの読み直しの流れとし翻訳されたのは言うまでもない。バルザックに対しての知識を得ようとせず、何よりもひとりの男の人生を楽しんでもらうため伝記を「肉体的に」堪能できるよう書かれている。
・バルザック シュテファン・ツヴァイク著 水野亮訳
バルザックの出生から死までの51年間にわたる巨人的生涯を、栄光と悲惨との劇的構成により、天才伝記作家が情熱を込めて描いた一書。本書は、バルザックの生涯の中でも特に感情生活、女生との関係を強く前面出している。ツヴァイクは青春時代からずっとバルザックに傾倒しており、ここには最大の小説家に対する共感があり、この伝記はツヴァイクの最高傑作と言っても過言ではない。