ロシア思想における宗教関連の書籍を、入荷いたしました。
左:ロシア思想におけるキリスト パーウェル・エフドキーモフ著 古谷功訳
右:ロシア宗教思想史 御子柴道夫著
・ロシア思想におけるキリスト パーウェル・エフドキーモフ著 古谷功訳
本書「ロシア思想におけるキリスト」は、読者に東方キリスト教独特の諸相の理解を深めさせ、理論化、体系化された神学方法に不安と困難を感じている我々に、東洋的体験の共感お覚えさせ、さらにロシア神学、宗教思想についての個別的研究を志す者に、好個の総括的案内を提供するもの。
・ロシア宗教思想史 御子柴道夫著
ロシア正教一千年の歴史のなかで伝統として蓄積され、今もなおその底流に生き続けている思想とは…ロシアの宗教にとって「権威」たるべきものはただ一つ、教会や総主教でもツァーリでもなく、三一の神のみであり、この神が直接人間と対峙するのである。ビザンチン、ヨーロッパ、ロシアの豊富な原資料を渉猟し、それらと対話することで、ロシア思想の本質へ迫る。