王朝関連の書籍を、入荷いたしました。
左:王朝の権力と表象 学芸の文化史(叢書・文化学の越境④) 服籐早苗編
右:王朝文学の生成 『源氏物語』の発想・「日記文学」の形態 吉野瑞恵
・王朝の権力と表象 学芸の文化史(叢書・文化学の越境④) 服籐早苗編
都市文化と権力― 古代都市の成立とともに人々の精神的・文化的営為は政治権力の力学との関わりがどうだったのか、それがどのような意味を持ち表現されたのか…平安時代の文化・文芸をささえる権力と表象のメカニズムを多角的な視座を通して浮かび上がらせた。
・王朝文学の生成 『源氏物語』の発想・「日記文学」の形態 吉野瑞恵
『源氏物語』の中で文脈の表層に表される出来事と、深層にもつ別の意味とが絡み合う様相を明らかにし、『蜻蛉日記』では「私」を語ることがどのように「公」の世界へつながっているのかに着目する。一人の女性がいかに新しい散文を作り上げていったのか、平安時代に女性が「書く」ことがもっていた意味を問い直す。