アウグスティヌス伝上・下巻、入荷いたしました。
左:アウグスティヌス伝 上 P.ブラウン著 出村和彦訳
右:アウグスティヌス伝 下 P.ブラウン著 出村和彦訳
・アウグスティヌス伝 上・下 P.ブラウン著 出村和彦訳
後期古代ローマ史研究の重鎮ブラウンの処女作であり、現代の古典とも言うべきアウグスティヌス伝である。英米圏で『告白録』に次いで読まれている、とまで評されている。古代最大のキリスト教思想家の生涯と思想を、その歴史的・地理的環境との関連の中で、生き生きと描き出した。下巻では、『告白録』にはないアウグスティヌスの後半生を描く。ローマ帝国の衰亡から西欧中世へと劇的に変動する世界のなかで、『神の国』によって歴史の意味を問い、ドナティストやペラギウスとの論争を通して、カトリック教会の信仰を確立していく司教アウグスティヌスの活動や思想。また、心の変化を内側から明らかにし、アウグスティヌスその人を新たにより深く学ぶことができる一書。最新改訂版からの翻訳。