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山東京伝全集 ぺりかん社
1992年 刊行
江戸時代後期の浮世絵師、戯作者として活躍した山東京伝の戯作集。
戯作とは、中国文学の影響を受けて18世紀後半頃から江戸で興った通俗小説などの読み物の総称であり、戯れに書かれたものという意味だそうです。
パロディや軽く茶化した物語は多くの人びとの娯楽となりました。
山東京伝全集では、黄表紙・合巻・洒落本・読本が収録されています。
黄表紙・・・草双紙のうちの一つ。大人向けの、娯楽性が強い本。「開帳利益札遊合」「米饅頭始」など。
合巻・・・ 話が長く、三冊以上の分冊になったものを一巻に綴じたもの。「累井筒紅葉打敷」「笠森娘錦之笈摺」など。
洒落本・・・遊所での遊びの様子を書いたもの。「傾城買四十八手」「客衆肝照子」など。
読本・・・口絵や挿絵より文章が中心の読み物。「通俗大聖伝」「忠臣水滸伝」など。
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