近代文学の評論書入荷しました
「漱石『明暗』の漢詩」など近代文学の作家研究書を数点入荷いたしました。
こちらの書では、夏目漱石が『明暗』を執筆していたときの背景および、同時期につくられた漢詩から、漱石の深層心理を解明しようと試みています。
『明暗』は毎日1回ずつ書かれたことが知られています。この『明暗』執筆期の漢詩は『明暗』からは独立していますが、突き合わせてみると、両者には多く一致が見られると著者は語っています。そして漢詩の深層には漱石の『明暗』創作への思いが込められていると気が付いたという。
漱石『明暗』の漢詩
著者・田中邦夫
2010年翰林書房発行
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