展覧会図録を入荷しました
先日、買取りさせていただいた古書のなかには展覧会で販売されております図録もございました。下の写真はほんの一部です。いずれも使用感が少なく保存状態がよいと感じました。
写真中央あたりの「谷中安規の世界」は、サブタイトルに”シネマとカフェと怪奇のまぼろし”とついています。2003年から2004年にかけて、渋谷区松濤美術館、須坂版画美術館、宇都宮美術館で開催された展覧会です。
谷中安規(1897~1946)は、風船画伯と呼ばれ内田百閒、佐藤春夫など文学者にも愛されました。木版画のほかに多くの挿絵や装幀も手掛け、そちらでも美しい幻想世界を展開させておりました。また、図録巻末には文集も収録されております。
店頭には並んでいない場合もございますので、その際はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。