南方徴用作家叢書のジャワ編全15冊揃いをお売りいただきました
南方徴用作家叢書 ジャワ編 全15冊揃 解説冊子共
龍渓書舎 1996年刊行
三年九ヶ月に及んだアジア太平洋戦争、満洲事変に始まる日中戦争を加えると、戦争の時代は、十五年にもわたる。この長い戦争は一体何であったのか、日本に於いて半世紀を超えるこの歴史はどのように受け止められているのか、あらゆる角度から検証され、今日でもその深層心理に迫る文献は跡を絶たない。しかしながら、「ペン部隊」として従軍し、戦地を体験した文学者達の言説をはじめ、≪南方徴用作家≫達のそれらの文学研究に於いては十全になされてきているとは言えない状態である。時代の流れと共に外地(日本の植民地)での文学活動が明らかになるにつれて、≪南方徴用作家≫に対する目も変わり始めた。
戦争という忌まわしい事態に、戦地に直接赴き、宣撫・宣伝の業務に携わった文学者達はその体験に基づき、それぞれが表現という本然のとする業を発揮した時、一体何を見抜き、何を感じたのだろうか。
本書では、アジア太平洋戦争時に「徴用」を受け<南方>へと派遣された文学者達の内、<ジャワ>へ赴いた十人の文章を選んで収録下物である。「徴用」体験に基づいた文章の他、戦争そのものに触れた内容も収録されている。
歴史の現場を生き抜いた生身の人間として作家を捉え、戦後五十年以上の時を経て、今を生きる人間の責任を問う。
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