「江戸の声」他、多数入荷
毎日、買取した古本を棚に入れています。
ご紹介したい本はたくさんありますが、その中の気になる本を1冊ご紹介します。
『江戸の声 話されていた言葉を聴く』江戸東京ライブラリー25
鈴木丹士郎/著 2005年 教育出版/発行
江戸で生活するさまざまな人の交わす言葉を紹介している。
第一章目は、幼児・子供が話す「幼児語」だ。江戸における幼児語をみるなら式亭三馬の「浮世風呂」がいい。200年前の幼児語が今日でも多く用いられていることがわかる。
第二章は様々な身分の女性の話言葉で、江戸時代の裕福な町人の娘は行儀見習いのために武家屋敷へ奉公するものが多かった。そこで娘たちは次第に上品で丁寧な言葉遣いを覚える。すると階級の低い女性たちとの間に大きな違いが生まれる。それは男性にもいえることである。
第三章は武士の言葉遣い、最終章の四章は方言である。
200ページほどの薄めの本なので読みやすいと思います。気になる方は店舗までお問い合わせください。
最近、気温も暖かくなってきたので、お店のドアも開けっ放しにして営業しています。
古本の整理にもいい季節かと思います。お売りされたい古本がありましたら当店へご相談ください。
オールジャンル買取しております。遠方への出張買取も致しております。