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1993~94年 阿部良雄 個人全訳 筑摩書房
ボールレール(1821~1867)。詩人、評論家。旅から戻った1842年パリで愛人と破滅的な同棲をはじめるが、1845年に美術批評家として自身を立て直し、プルードン、二月革命やE.A.ポーなの影響を受けつつ、57年に詩集『悪の華』を出版。しかし、風俗を乱すということから起訴を受ける。60年ごろから飲酒や薬物で健康を害し、生活の困窮もあいまって慈善病院で倒れる。象徴派のみならず多大な影響を世界へ与え続けている。散文詩集『パリの憂鬱』や美術批評『ロマン派芸術』などがある。
ボードレール研究の大家阿部良雄による個人全訳でお送りする本全集は、画期的な注解と良質な訳が施された決定版です。