敦煌書法叢刊を入荷いたしました。
1983年 二玄社刊
敦煌文書とは敦煌千仏洞窟の第17窟に封蔵されていた数万点の古文献のことで、19世紀末に道士王円籙により発見され、オーレル・スタインやポール・ペリオが大量に購入したことでイギリスやフランスへ持ち出されました。また北京図書館への収蔵や大谷探検隊により日本へ持ち込まれたものもある。4~11世紀初めの写本を基本とし、数十点の印刷物を含む文書は9割方漢文で、そのほかにチベット文や古代トルコ、ホータン、ソグド、サンスクリットなどが収められている。内容は仏教文典が主で、儒教道教のものや四部にまたがる貴重書も多くある。
本叢刊はパリ国立図書館に保管されているものを撮影してまとめた全29巻になります。