三島由紀夫関係の古書、増えました
棚に並んでいる三島由紀夫の初版本は価格が安めのタイトルが多いので、お買い求めやすくなっています。
文庫本ではなく初版本で三島由紀夫を読んでみると、また気分が変わるかもしれません。
小説のご紹介ではなく、気になる三島由紀夫評論を2冊ご紹介します。
『三島由紀夫とG・バタイユ 近代作家と西欧』平野幸仁/著 1991年 開文社出版
本書におさめられた10編のエッセイのテーマは近代作家・知識人が、欧米文化をどのように受け入れ、内面的にいかにそれを始末してきたかということである。三島由紀夫のことだけでなく、漱石、高村光太郎、和辻哲郎、横光利一、森有正についてのエッセイで構成されている。三島由紀夫とG・バタイユ、愛と死の観念から読み解いていく。
『三島由紀夫・死とその歌舞伎観』武智鉄二/著 昭和46年 濤書房
歌舞伎を棄て文楽へ走った三島由紀夫。鬼才武智鉄二が三島行動論理に大胆に取り組みつつ天才に先立たれたパニックを警鐘する。
※ 三島由紀夫の署名本、初版本、限定本、写真集等、古書の買取しております。
文学書の整理・ご依頼・お問い合わせはフリーダイヤルまたはメールまでお願いいたします。