「動物の形態」を入荷いたしました。
1990年 うぶなす書院
A・ポルトマン (1897―1982)
スイスの動物学者、人類学者。
バーゼルに生まれ、バーゼル大学卒業後、ミュンヘン、パリ、ベルリンの各大学や各地の臨海実験所で鳥類、哺乳(ほにゅう)類、海産動物の比較形態学、比較発生学を研究。1931年バーゼル大学教授、1947年同学長となる。生物学を基礎とした人間論、教育論、芸術論をも展開し、またゲーテの研究家としても著名である。主著に『脊椎(せきつい)動物比較形態学』(1976)、『生命あるものについて』(1973)などがある。
本書は、上記の『脊椎動物比較形態学』の最終章である「脊椎動物の外観」から脊椎動物という枠を外して、あらゆる種類の動物の外観について論じた内容となっています。
極めて複雑な自然の創造物について、読者の考察や興味を導く手引きになるような一冊です。