「偽りの民主主義 GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史」を入荷いたしました。
2008年 角川書店
浜野 保樹 (1951年-2014年)
兵庫県出身の日本のメディア学者で東京大学名誉教授。
専門はコミュニケーション論、メディア論など。
黒澤明の『どですかでん』の助監督を務めたといい、映像論、アニメ評論などの著訳書も多く、スタンリー・キューブリックに関するものが著名である。
本書は膨大緻密な資料が示す、知られざる日米娯楽文化戦後史の記録となる1冊です。
敗戦後GHQが「日本を民主化する」と称し、日本文化に次々と圧力をかけ、アメリカが行った数々の「統制例」を描いています。そこで日本人はどのように影響され、切り抜け、勝利を得たのか。黒澤明、永田雅一、歌舞伎界らの功績と隠された事実を引き出した、戦後文化史の栄光と挫折の全記録となっています。