「神田神保町書肆街考」を入荷いたしました。
2017年 筑摩書房
鹿島茂 (1949年~)
フランス文学者。元明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。
1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。元明治大学国際日本学部教授。
『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。新刊には『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(中央公論新社)、『フランス史』(講談社)などがある。
本書では、世界でも類例のない古書店街「神田神保町」はいかにして出来上がったか、そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館など、さまざまな記憶と記録を縦横無尽に召喚し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌が描かれています。
その誕生から現在までの栄枯盛衰を、長年神保町に暮らした著者が、地理と歴史を縦横無尽に遊歩しながら描き出した1冊です。