熊野純彦『カント 美と倫理とのはざまで』(講談社)を入荷いたしました!!
2017年 熊野純彦 講談社
熊野純彦(1958-)は日本の哲学者・倫理学者、元東京大学大学院人文社会系研究科倫理学研究室教授。レヴィナス、カント、マルクスなど近現代ドイツ・フランス倫理学を研究する一方、日本古典・思想に関する著作も多く発表している。また哲学史研究や哲学古典の新訳の仕事も多い。日本を代表する哲学者のひとりです。『レヴィナス 移ろいゆくものへの視線』『カント 世界の限界を経験することは可能か』『差異と隔たり』『マルクス 資本論の思考』『本居宣長』などがある。
本書は、カント批判哲学最後の書『判断力批判』からその世界像へ迫るり、「この生は、生きるにあたいするだろうか。世界はそもそも、人間にとって意味ある生を可能とするようなしかたで組みたてられているのだろうか。」という哲学最大の問題へ挑んでいる一冊です。