『真鍋俊照著作集 全3冊揃い』(筑摩書房)を入荷いたしました!!
2021年 筑摩書房
真鍋俊照は日本の仏教美術学者、四国大学教授、仏画家、真言宗権大僧正。東京に生まれ、高野山大学と東北大学で学び、奈良国立文化財研究所や金沢文庫で学芸員を務めるなどし、98年には四国霊場第四番大日寺住職となっている。『タンカ チベット・ネパールの仏画』『邪教・立川流』『密教図像と儀軌の研究』など多数の著書がある。
本書は60年に及ぶ密教・密教美術研究の集大成として著者自選の論文を元に全三巻の個人選集です。1巻は一興研究の代表作ともいえる『邪教・立川流』を収め、2巻は「図像は仏画や仏像の源泉であるとして『密教図像と儀軌の研究』から十七篇を選定し図像と儀軌の関係や変遷を解明した論文集。3巻は密教図像を外観し、阿弥陀や弥勒などの仏像を解説した『密教美術序説』と四国巡礼の歴史や文化をやさしく語った『四国遍路』などをおさめています。
真鍋俊照氏の研究世界へのはじめのおおきな一歩として読者を導いてくれることまちがいありません。