!!『花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界』(東京美術)を入荷いたしました!!
刀剣博物館 編 東京美術
2016年、刀剣博物館で催された「花鳥絢爛 刀装 石黒派の世界」展。本書はその図録として刊行されました。刀剣博物館は日本美術刀剣保存協会の付属施設として開館し、刀剣・刀装具・甲冑・金工資料など国宝や重要文化財を含む約200点を所蔵した日本有数の資料館です。
彫金家石黒派とは江戸時代後期に活躍した江戸金工の一大流派で、作風は花鳥を主題に取った精巧な高彫色絵の手法でまさに「絢爛」であり、刀装金工史のながれの中では武用をはなれて芸術を主眼とした趣の強い一派として愛されました。本展覧会では二代政常、是常、三代政美、その子是美らに加え石黒派の成立へ貢献した政明を加えて構成されており、現在でも色あせることのない魅力を放つ石黒派の世界を体感しましょう。