鎌田茂雄『中国仏教史 初伝期の仏教/受容期の仏教/南北朝の仏教/隋唐の仏教』(東京大学出版会)を入荷しました。

中国仏教史

2002年 東京大学出版会

鎌田茂雄(1927~2001年)は日本の仏教学者であり、中国仏教史研究に大きな業績を持つ。僧名は慧忍。
終戦後、駒澤大学予科で学び、円覚寺で参禅する。同大学仏教学科へ進んだのち、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専門課程へ進み華厳学を専攻しました。東京大学東洋文化研究所助手から教授へと昇格し、学位論文『華厳思想史研究 澄観を中心として』で文学博士号を取得する。NHK「こころの時代」で講師を務めるなどメディア出演も積極的に行うかたわら、いくつもの大学で講師を兼任しました。愛知学院大学や国際仏教学大学などの要職を歴任した。
また中国と国交正常化後、文化大革命後は日中仏教交流の普及に尽力し、中国社会科学院文献情報センターから名誉教授を贈られている。
日本印度学仏教学会賞、日本宗教学会賞受賞、第66回日本学士院賞受賞、仏教伝道文化賞など賞を受けており、その仏教学へ及ぼした影響の大きさがうかがえます。『宋密教学の思想史的研究』が名高い業績として知られていますが、著作は90冊以上を数え、論文は500本を超えるといわれています。
印度仏教学、中国史、思想史、道教史などが錯綜する中国仏教史の全体像へ迫る本書は、中国のみならず朝鮮仏教史や日本仏教史を把握するための礎となること間違いありません。

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