書物と胃袋
本日は、書物についての本と食の本のご紹介です。
『書物について その形而下学と形而上学』清水徹/著 2001年 岩波書店
子供のころから本を読むのは好きだったが、よく考えてみると、本を読むことより本を買うことのほうがもっと好きだった気がする。
普段から慣れ親しんでいる本が「もの」として世に現われ、現代に至るまでに身につけた特質とそのありよう、書物への夢、夢の書物。その考察を多くの詩人、作家、思想家たちとの関わりと共に読み解く。
『ラブレーの子供たち』四方田犬彦/著 2005年 新潮社
ロラン・バルト、ジョージア・オキーフ、小津安二郎、吉本隆明から魔女のスープまで、多くの芸術家は食いしん坊であった。その貧欲な好奇心を、同じものを食べて、彼らがどんな人であったかを語ろう。彼らは皆、洋の東西を問わず、ラブレーの子供たちなのである。
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