道元と仏教、ほか新入荷いたしました
「道元と仏教 十二巻本『正法眼蔵』の道元」袴谷憲昭/著 1992年 大蔵出版
『本覚思想批判』で一大衝撃を与えた著者が十二巻本を独自の立場から見直すことにより、道元の根本思想を宣揚し、中世以降の日本を支配した「本覚思想」の実態を批判考察する。仏教の本質を問い直し、和辻哲郎以来の道元像を覆す。
「日本遊行宗教論 日本歴史民俗叢書」真野俊和/著 平成3年 吉川弘文館
古来、人びとは生活のなかでさまざまな機会を通して神仏の霊威にふれてきた。遊行の聖たちは、社会の外から不思議な力をもって訪れる。遊行漂泊の宗教とは、定住する生活様式の彼岸に隔絶した宗教ではなく、定住生活者たちの鏡として、多様な価値観の源泉となった。本書は、遊行聖の宗教を通し、新たな日本宗教論を構想する。
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