2017年もよろしくお願い致します!
明けましておめでとうございます。
年末年始はいかがおすごしになりましたか?
本年も皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたしております。
当店は本日より通常営業しています。2017年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、今日もまた新しい本がやってまいりました!
『カントの生涯と学説』 E. カッシーラー 門脇卓爾・高橋昭二・浜田義文監修 1986年 みすず書房
エルンスト・カッシーラーによる本書は彼の代表的な著作のひとつに数えられる。本書は偏りのない簡潔で的確叙述によって明晰な分析がなされ、また随所に優れた洞察を示しているカント書のひとつとして定評がある。カントの生涯を追いつつ、その思想の内容とも連関して考察をしていき、生活形式と学説形式とが生き生きとした相互作用過程として、カントの全体像が描き出されていく。
また本書はカント研究を通して、カッシーラー自身の思想背景を考察する上でも興味深い。カッシーラーの学生時代から始まるカント研究は、彼独自の膨大で包括的な研究を支え構成していった、その思想背景の一端を示している。
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