民俗芸能の本を入荷しました
能や歌舞伎の原形といわれ、室町時代に流行した語りを伴う曲舞・幸若舞(こうわかまい)や、土佐浄瑠璃など伝統芸能の古本を入荷しました。
左・麻原美子著 昭和55年新典社発行
幸若舞の芸脈に関しては、諸説あるといいます。
舞楽とは全く別種のもの伎楽系統の猿楽能とも違えば、田楽とも違う。何か基礎になったものがあるとすればそれは曲舞であるであろうという。系脈はいまも山門郡瀬高町大江に伝承されている。
右・鳥居フミ子著 平成元年 武蔵野書院発行
土佐浄瑠璃は現存する正本だけども70種を数えることができるという。土佐浄瑠璃は、そのほとんどが先行作品に題材をもとめていて、観客周知の題材をいかに当世風にしてみせるかに工夫がなされている。そのためさまざまな要素が付加されて複雑な戯曲構成となっている。
先行文芸を変質させさまざまな要素を付加した土佐浄瑠璃に、古浄瑠璃近世化の様相をがみられると思われる。と著者は述べている。
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