奇想の系譜、ほか新入荷
『奇想の系譜 又兵衛-国芳』辻惟雄/著 1993年 ぺりかん社
本書は、1968年の美術手帖7~12月号を連載された原稿に、新しく長澤芦雪の1章を書き足したもので、江戸時代にエキセントリックでファンタスティックなイメージの表出を特色とする画家の系譜をたどった。登場する人物は、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長澤芦雪、歌川国芳。
『奇想の図譜 からくり・若冲・かざり』辻惟雄/著 1989年 平凡社
日本美術の表現を特色づけるものとして、奔法で闥達な「あそび」の精神と、現世を金色の浄土に変化させる「かざり」の機能がある。そして「奇想」はいつもそれらと手を組んで、見る人をよろこばす不思議な演出家の役割をしている。一見互いに関連なさそうなトピックの選択であるが、どれも「奇想」という紐でつながっている。
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