源氏物語と物語社会、ほか入荷しました
『源氏物語と物語社会』安藤徹/著 2006年 森話社
『源氏物語』を考察するにあたり、「物語社会学」という著者独自の概念を導入することで、物語内社会と物語外社会という二つの「物語社会」を合わせて考察し、『源氏物語』という物語の持つ求心力と遠心力とを測る。『源氏物語』における「物語社会の現実感」はいかにして達成されるのかに迫る論考。
『源氏物語と白楽天』中西進/著 1997年 岩波書店
『源氏物語』において中国唐代の大詩人である白楽天の詩文が数多く引用されるのはなぜか。本書は54帖にも及ぶ一大「恋愛小説」の展開に沿って、引用された「長恨歌」や「李夫人」などの漢詩文をの内容と物語本文と対比しつつ読んでいき、これらの引用が物語の主題や構想、創作動機とどのような関係があるのかを探る。
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