近世日本の人身売買の系譜、入荷しました
『近世日本の人身売買の系譜』牧英正/著 昭和45年 創文社
本書は徳川初期から明治初年までの期間における人身売買に関する諸問題について考察したものである。序章ににおいて人身売買の概念、近世までの人身売買禁止についての概要を示し、第1章からは徳川幕府の人身売買規制について、2章ではそういった時代の中での身売奉公契約の形成過程を見ていく。また3章では著者が蒐集した500を超える請状例から身売奉公請状の内容を検討し、4章では明治初期における人身売買がいかなるものであったのかに迫る。付録として「大坂元伏見坂町伏見屋善兵衛文書」から大坂の茶屋及び茶立奉公人の実態がどのようなものであったのかについての考察と中国・四国・九州等、西国での身売奉公人請状についての検討を収める。
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