新着情報・お知らせ
北京風俗大全、ほか入荷しました
『北京風俗大全 城壁と胡同の市民生活誌』羅信耀/著 藤井省三他/訳 1988年 平凡社 古都北京の典型的な中流家庭である呉家に生を受けた息孫子の結婚までの成長過程を描いた作品。冠婚葬祭や年中行事、迷信とその背景、子どもの遊戯、物売りの生態などの、古き北京のありとあらゆる風俗をユー ...
伊勢神道の成立と展開、ほか入荷しました
『伊勢神道の成立と展開』高橋美由紀/著 平成9年 大明堂 神信仰をはじめてロゴス化したといわれる伊勢神道。そのロゴス化に際して、仏教や道教などの言辞を借りて成立したという観点から、ロゴス化によって見えてくる史的背景を視野に入れ、伊勢神道を思想史の立場から捉えることによって、その歴 ...
宮澤賢治の童話
童話作家・詩人の宮澤賢治の童話を原作とした漫画集を入荷しました。 写真左・ますむら版宮沢賢治・童話集 漫画家・ますむらひろしによる童話集。銀河鉄道の夜、猫の事務所、風の又三郎、グスコーブドリの伝記などを収録。詩情豊かな賢治の童話の数々を”猫たち”によって表 ...
大恐慌論、ほか入荷しました
『大恐慌論』ベン・S・バーナンキ/著 栗原潤他/訳 2013年 日本経済新新聞出版社 度重なる経済危機を幾度となく克服してきたバーナンキFRB議長。彼は経済危機の本質をどのように捉え、いかなる方法を対策として考え、政策を実行しているのか。大恐慌のメカニズムの内に隠された経済危機克 ...
カント哲学のアクチュアリティー、ほか入荷しました
『カント哲学のアクチュアリティー 哲学の原点を求めて』坂部恵/他編 2008年 ナカニシヤ出版 危機の時代である現代にこそ甦る批判哲学の真髄を探る。心=霊魂や科学、道徳、自然、美、平和など、今日においてもなお問われ続けている様々な主題群からカントの思考へと迫り、今日的な意味に ...
木版画の展覧会図録ございます
数点ですが、先日木版画の展覧会の図録を入荷しました。 写真左・木版画東西対決 仏教版画から現代まで こちらは町田市立国際版画美術館の開館20周年記念展の図録。 日本の木版の始まりは奈良時代(8世紀)とされその後も仏教世界を中心に展開していった。対して、ヨーロッパなどの西洋の木版は ...
旅行・観光に関する古本を新入荷
冒頭からすみません。旅行・観光の本と申しましても、旅行ガイドブックの入荷はございません。 例えば…こんな感じの本です! 左・『昭和旅行誌』 大正の終りに創刊してから昭和期まで旅行の楽しみを伝え続けてきた雑誌『旅』。本書ではこの雑誌『旅』に注目しつつ昭和時代の旅行を振り返るといった ...
論創ミステリ叢書、入荷しました
多数入荷した中から2冊ご紹介いたします。 『大下宇陀児探偵小説選 Ⅰ・Ⅱ』2012年 論創社 明治29年、長野県生まれ。本名・木下龍夫。九州帝国大学工学部応用化学科卒業後に、農商務省臨時窒素研究所に勤務。大正14年、同僚だった甲賀三郎の活躍に刺激されて書いた「金口の巻煙草」が『 ...
東洋心理学書・医学書入荷しています
緑書房発行の東洋心理学講座を若干数入荷しました。 第4巻のこちらは男女相性編・タイプ別心理パターンと異性の選び方 本講座は、東洋の陰陽理論を基に人間ひとりひとりが持つ天与の性質と遺伝的に継承した性格を解明。教育、会社、家庭生活などの現場の悩みに広く対応する方法を体系化したシリーズ ...
丸山眞男の思想世界、ほか入荷しました
『丸山眞男の思想世界』笹倉秀夫/著 2003年 みすず書房 学生時代の論文である「政治学に於ける国家の概念」から『自己内対話』、『丸山眞男講義録』までを精細かつ展望的な作品分析を行うことにより、その複合的な思想構造を明らかし、戦後を代表する知識人である丸山真男のその多面的な全体像 ...
F.ハイエクの古本入荷しました
新自由主義(ネオリベラリズム)の源流としても知られる、フリードリヒ・ハイエクの著書を入荷しました。 オーストリアのウィーン出身の経済学者・フリードリヒ・ハイエク。その研究領域は経済理論、経済政策にとどまらず、科学方法論、法哲学、社会思想など社会科学の多分野に及ぶ。 春秋社発行のハ ...
江戸温泉紀行、ほか東洋文庫入荷
東洋文庫が多数入荷中です。 その中なら2冊ご紹介いたします。 『江戸温泉紀行』東洋文庫472 板坂耀子/編 1987年 平凡社 熱海・箱根・有馬・草津など、今も栄える温泉町に、江戸後期、どういう人が、どのようにして出かけたのだろうか。湯治の毎日はどう過ごしたのか。 ...
新入荷情報:明治期の作家の研究書
明治期の作家の古本を入荷しました。 写真は、現在の5000円札でもおなじみ樋口一葉の研究書です。 左・樋口一葉論への射程 1997年 双文社出版発行 一葉の研究に取り組むのは、女性研究者とはまた異なる種類の困難があると語る著者による研究書。特に男性にとっては、論者自身の女性観=男 ...
放浪・廻遊民と日本の近代、ほか入荷しました
『放浪・廻遊民と日本の近代』長野浩典/著 2016年 弦書房 かつて国家権力に管理されず、保護も受けず、自身の生き死にに関して自らの責任において決定しながら、定住地を持たない漂泊民たちがいた。 彼らはなぜ放浪・廻遊民となり、そして消滅していったのか。また、定住すること=国家に管理 ...
虫プロのCOMやばくなどが入荷致しました
手塚治虫や松本零士、藤子不二雄、石森章太郎、永井豪、宮谷一彦など名だたる漫画家の作品が掲載されている「COM」やガロ系の漫画作家つげ義春等の作品が掲載されている「COMICばく」、まんが専門誌「ぱふ」など1960年代70年代の漫画雑誌を買取させて致しました。これらの雑誌店頭の均一 ...
立川談志などの落語家の古本を入荷しました
鬼才の落語家・立川談志。1936年東京都に生まれ、16歳で柳家小さんに入門。その後落語協会と対立し脱会し自ら立川流を主宰し家元を名乗った。2011年没。75歳。 今回当店で入荷したのは、こちら↓ 左から、『談志ひとり会 文句と御託』、『世の中与太郎で、えじゃないか』、『現代落語論 ...
フェミニズムと表現の自由、ほか入荷しました
『フェミニズムと表現の自由』キャサリン・A・マッキノン/著 奥田暁子他/訳 2004年 明石書店 アメリカ社会において自由の象徴とされた「ポルノグラフィ」の中に、女性の服従という社会的現実の構成装置を存在をあぶり出す。すべての女性の人間としての「生」の獲得という課題に対し、より根 ...
東南アジアの港市世界、ほか入荷
『東南アジアの港市世界 地域社会の形成と世界秩序 世界歴史選書』弘末雅士/著 2004年 岩波書店 豊かな生態環境を持ち、東西の交流拠点として発展してきた東南アジア世界では、港市国家と呼ばれる様々な集団を媒介する独特な権力を有する者たちが、その興亡を繰り返してきた。港市権力はどの ...
魔女と魔術の事典、ほか入荷
『魔女と魔術の事典』ローズマリ・エレン・グィリー/著 荒木正純・松田英/監訳 2002年 原書房 魔女の魔術、呪術、妖術から悪魔信仰、異教の神々や崇拝など、魔女迫害の歴史に関する400事項を解説した事典である。排列は見出し項目の五十音順となっている。図版多数掲載。巻末に2500 ...
医学書の古本入荷情報
現在当店では医学書に関しましては、医学史、中医学、東洋医学、漢方、鍼、ツボについての古本の在庫がございます。店頭以外にも若干の在庫がございますので、お探しの商品がございます場合はお気軽にお問い合わせください。 さて、こちらはWHO(世界保健機関)責任編集による著作。 本書は、伝統 ...
オリエンタリストの憂鬱、ほか入荷しました
『オリエンタリストの憂鬱 植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』藤原貞朗/著 2008年 めこん 植民地主義時代、多くのフランスの東洋学者がアジアの地に分け入っていった。彼らはアジアから何を持ち去っていったのか。植民地主義時代におけるフランス東洋学者とアンコー ...
美徳なき時代、ほか入荷しました
『美徳なき時代』アラスデア・マッキンタイア/著 篠崎榮/訳 1993年 みすず書房 個人主義は生き残ることができるのか?西欧近代を相対化しながら、今の時代を生きるとはどういうことなのか?今日における道徳的危機の系譜をホメロスの時代から読み直すことにより、新たなる共生の場を探る。 ...
航海技術の歴史物語、ほか入荷しました
『航海技術の歴史物語 帆船から人工衛星まで』飯島幸人/著 平成14年 成山堂書店 大海原に繰り出す人びとは、何を目印として航海をしているのか。古くは感覚や天体によってその航路を定め、現代においては人工衛星を利用して船を進める。古代から現代にいたる航海技術の発展をたどる物語。 『帆 ...
監獄史・獄中手記などを入荷
できれば…いいえ絶対!一生お世話になりたくない監獄。でも閉ざされた世界だからこそ覗いてみたい…。そんな監獄に関わりのある本を入荷しましたのでご紹介します! 左・日本社会運動史の聖地ともいわれる豊多摩刑務所を舞台としたひとつの昭和史である。治安維持法下の時代は、そうそうたる面々が捕 ...
金子國義の世界、ほか入荷しました
『金子國義の世界』金子國義/著 平地勲/写真 2008年 コロナ・ブックス 平凡社 「私が絵を描き始めたのは部屋を飾りたかったからだ。家具ではなく、絵で部屋を飾りたい」 その「飾る」原点は幼少期にあり、生家では織物業を営んでおり、叔父はオリンピックマークを手掛けたこともあった。 ...