新着情報・お知らせ
新入荷本情報
“ウィリアム・ティンダル”という人物をご存知でしょうか? 16世紀、聖書はラテン語で書かれていて一般庶民には読むことができなかったといいます。教会で神父様が説明するのを聞くだけ。それは権力階級が民衆を支配する手段でもあり、聖書を英語に訳すのは大罪とみなされ ...
ロシア精神史、ほか新入荷
『ロシア精神史 哲学と社会思想の流れ』セルゲイ・レヴィーツキイ/著 高野雅之/訳 1994年 早稲田大学出版部 ロシア正教の精神は、約1000年にわたる時代を超えて、国民の間に脈々と流れ続ける。ロシア思想の土台をなす正教精神に焦点をあてて、思想家たちの足跡をたどり、社会思想史と ...
『実存の発見』を新入荷
『実存の発見 フッサールとハイデッガーと共に 叢書・ウニベルシタス522』エマニュエル・レヴィナス/著 佐藤真理子・小川昌宏・三谷嗣・河合孝明/訳 1996年 法政大学出版局 エマニュエル・レヴィナスによる原著から既訳二論文を割愛し、未訳一論文を付加し構成した一冊。初期のフッサ ...
シベリア抑留全史、ほか新入荷
『シベリア抑留全史』長勢了治/著 2013年 原書房 第二次大戦後、旧満州の日本人兵士ら約70万人が早期本国帰還をうたったポツダム宣言に反してソ連軍に連行され、長期間の収容所生活を送った「シベリア抑留」。日露双方の膨大な資料に基づき、旧ソ連全域からモンゴルにまで及んだ抑留の実像 ...
アダムの家、ほか新入荷
『アダムの家 建築の原型とその展開 SDライブラリー18』ジョセフ・リクワート/著 黒石いずみ/訳 1995年 鹿島出版会 世界の創世期に神がアダムに与えたはずの原始の住居の概念を説き明かしていく。近代建築の巨匠たちの建築理論を、世界の様々な民族について調査し、実例を多くあげな ...
キリスト教の礼拝ほか、新入荷
『キリスト教の礼拝』J.F.ホワイト/著 越川弘英/訳 2000年 日本キリスト教団出版局 プロテスタントの他、カトリックや正教会などの幅広い礼拝・典礼の研究に携わってきた人物であり、英語圏の礼拝学研究における20世紀後半を代表する著者によるその全体像把握のための ...
ウィリアム・ブレイク全著作集などを入荷
詩人にして画家のウィリアム・ブレイクの全著作集を新入荷しました! ブレイクはもとは画家としての教育を受け、詩作でも非凡な才能を見せた。19世紀前半にイギリスで起こった芸術の潮流・ロマンティシズムを代表する芸術家である。 難解といわれるブレイクの詩作の訳について、訳者の梅津濟美氏は ...
マキャヴェッリの生涯、ほか新入荷
『マキャヴェッリの生涯 その微笑の謎』マウリツィオ・ヴィローリ/著 武田好/訳 2007年 白水社 本書はマキァヴェッリの残した膨大な報告書や書簡をもとにし、あまり知られていない人間性を親しみをこめて読者に伝えようとしている。彼の残した文章の随所に見られる微笑の意味とは…。政治 ...
ハイデガー、アーレント関連本を入荷しました
第21回和辻哲郎文化賞受賞作の『死と誕生』 誕生と始まりについての哲学的探究を試みた本書。誕生と並ぶもうひとつの主題として、死が選ばれ、とくに本書の第2部においては誕生と対をなすかたちで論じられる。死の問題を誕生と関連づけることでよりよく理解したいとの狙いがそこにはある。 そして ...
本日の新入荷はこちら!
太平書屋より発行されています、俗謡叢書を入荷しました。 俗謡叢書とは、江戸のはやり唄本の翻刻と紹介をしたシリーズで、2017年1月現在で第10冊まで刊行されていて、続刊予定のようです。 シリーズ第9冊の『音曲大黒煎餅〈絵入りはやり唄本廿種〉』は、江戸末期の端唄発展の端緒を伝える貴 ...
『柳田国男論』ほか入荷しました
『柳田国男論』柄谷行人/著 2013年 インスクリプト 長らく封印されてきた著者32歳時の「柳田国男試論」に書下しの序文を付しての初の単行本化。柳田国男の〈方法〉に焦点をあて、柳田論に新たな視点を提示する。『マルクスその可能性の中心』と並行して執筆され、『日本近代文学の起源』を ...
室町時代についての古書を入荷しました
没落していく室町幕府の実像に迫ったこの1冊で、武家の暮らしを読み解く! 「落日の室町時代 蜷川親俊日記を読む」 2006年 吉川弘文館発行 室町時代の中でも滅亡へと向かう時期。要職にあった蜷川親俊(にながわ ちかとし)の日記から、武家の日々の暮らしをひも解く。当時武家の記した日記 ...
海外文学・作家の研究書を新入荷しました
カフカ、カミュ、オーウェル、カポーティ、バルザックなど海外文学・作家についての古書を入荷しました。 こちらは、「象を撃つ」、「1984年」、「カタロニア讃歌」などで知られる作家ジョージ・オーウェルの批評集です。1945年前後は20世紀の抱える諸問題が集約された形で噴出した時期であ ...
中国文明の誕生、ほか新入荷
『中国文明の誕生』林巳奈夫/著 平成7年 吉川弘文館 紀元前4000~2000年ころの中国の文明。アワ作・稲作を主とする新石器時代から、初期金属使用の段階を経て、青銅器時代に至る各地域の代表的な文化を、豊富な挿図を交えてアカデミックな視点から紹介する。古代中国研究に半生をささげ ...
アイヌ民族の歴史、ほか新入荷いたしました
『アイヌ民族の歴史』榎森進/著 2007年 草風館 アイヌ民族の歴史を前アイヌ文化としての擦文文化の時代から現代までを一貫して論述し、とくにアイヌ民族と大陸の周辺民族・国家との関係を詳述した箇所は知られざるアイヌ民族の一断面である。またアイヌ民族の数度にわたる戦争や、「アイヌ新 ...
『増補 落語事典』ほか入荷しました
『増補 落語事典』東大落語会/編 平成9年 青蛙房 昭和44年に東大落語会の編集による初版が刊行され、その後昭和48年に保田武宏氏による増補版、そして平成6年に同氏による改訂版が出されたロングセラー。約1260篇の落語について掲載し、話の内容を簡潔にまとめた梗概とその噺の原話や ...
仏教医学の道を探る、ほか新入荷いたしました
『仏教医学の道を探る』難波恒雄・小松かつ子/編著 2000年 東方出版 釈迦は、長年の苦行の末に、身体を苦しめても精神は豊かになるとは限らないことを悟った。健康的な生活のために、当時のインドの医学であるアーユルヴェーダの知識を身につけ、またジーヴァカ(耆婆)のよう ...
漱石文学の研究 表現を軸として
『漱石文学の研究 表現を軸として』相原和邦/著 1988年 明治書院 伝記的研究や、作家としての営為の追跡を作風の変化の指摘につなげる作家論など様々な研究のアプローチの角度を有する日本近現代文学に対して、著者は文学研究の基本である作品を主軸とした、作品世界の構造と特質を明らかに ...
「原始仏教聖典」で仏教を再考する
仏教関連書を入荷しております。 世界が目まぐるしい変化を遂げているなか、仏教の在り方を問う動きが起こってきたといいます。それにこたえるものとして「原始仏教聖典」つまり「阿含経典」を見直してその精神を明らかにすべきではないか、という声があがった。 本書は「スッタニパー ...
民俗芸能の本を入荷しました
能や歌舞伎の原形といわれ、室町時代に流行した語りを伴う曲舞・幸若舞(こうわかまい)や、土佐浄瑠璃など伝統芸能の古本を入荷しました。 左・麻原美子著 昭和55年新典社発行 幸若舞の芸脈に関しては、諸説あるといいます。 舞楽とは全く別種のもの伎楽系統の猿楽 ...
巨悪の同盟、ほか新入荷いたしました
『巨悪の同盟 ヒトラーとドイツ巨大企業の罪と罰』ジョーゼフ・ボーキン/著 佐藤正弥/訳 2011年 原書房 ドイツ化学工業の誕生から巨大帝国への歩み…、第一次世界大戦を経てヴェルサイユ条約をなし崩しに…、ナチ政権と手を組みアウシュヴィッツ運営にも手を染めた、IG社 ...
新釈漢文大系、入荷しました
『孔子家語 新釈漢文大系53』宇野精一/著 平成8年 明治書院 本書は、「孔子家語」の全文を注釈したもの。「孔子家語」とは魏の王粛注本から出た十巻本で、1巻に数篇を含み、すべてで四十四篇より構成されている。論語に収録されなかった余りを集めて、孔子家語としたものだと言われている。 ...
失われた歴史、ほか新入荷いたしました
『失われた歴史 イスラームの科学・思想・芸術が近代文明をつくった』マイケル・ハミルトン・モーガン/著 北沢方邦/訳 2010年 平凡社 イスラーム天文学者たちは「地動説」や地球自体が球体であることを認識し、数々の書物を書き表してきた。イスラームの知の一大中心地であるコルドバへの ...
ミシェル・レリス日記、ほか新入荷
『ミシェル・レリス日記 全2冊』ジャン・ジャマン/校注 千葉文夫/訳 2001年 みすず書房 レリス没後、寝室に置かれた机の中央の引き出しから明るみに出された日記。生前に委嘱をうけたジャマンによって綿密な校訂と注釈を施された。備忘録であり、アルバムであり、「見聞記」であり、エッ ...
叢書・ウニベルシタスを入荷しました
法政大学出版局発行の叢書・ウニベルシタスより、本日入荷しました本をご紹介します。 「盗まれた稲妻」 呪術の社会学と銘打った本書は、出版当初から英米両国で大反響を呼び、新聞雑誌には数々の書評が掲載された。社会学、人類学、精神分析学などのあらゆる分野の呪術論を統合して、呪術の発生と ...