新着情報・お知らせ
改訂新版 美術の歩み
『改訂新版 美術の歩み 上・下』E・H・ゴンブリッチ著 友部直訳 1983年 美術出版社 ウィーン出身のE・H・ゴンブリッチによる美術史の入門書。従来の美術史を、専門語をできるだけ少なくし、平易な言葉で語り直すことを試みた書である。著者は原始時代にまで遡り、エジプト、メソポタミ ...
芭蕉・子規などの俳人の書
俳人についての古本を入荷しています。 「芭蕉書簡大成」 229通を執筆年月日順に収めた詳注・解説を付した芭蕉を知るための根本資料。いわば芭蕉の日記ともいうべき性格を持ち、日常を明らかにするとともに人生論までがうかがえる俳句研究者・愛好者必備の書。 「余は、交際を好む者なり 正岡子 ...
道元と仏教、ほか新入荷いたしました
「道元と仏教 十二巻本『正法眼蔵』の道元」袴谷憲昭/著 1992年 大蔵出版 『本覚思想批判』で一大衝撃を与えた著者が十二巻本を独自の立場から見直すことにより、道元の根本思想を宣揚し、中世以降の日本を支配した「本覚思想」の実態を批判考察する。仏教の本質を問い直し、和辻哲郎以来の ...
やきものの本を入荷しました
「民器の中の茶器」、「土と石から見たやきもの」など、やきものの本を新入荷しました。 写真左・昭和53年三省堂発行 本書では、初期の茶人たちによって選ばれた珠光青磁の茶碗や南蛮の水指といった純粋の民器から見立てられて茶器となったものだけを取りあげています。豊富な写真に ...
戦前・戦後の文壇史
「戦前の文士と戦後の文士」 大久保房男著 紅書房 平成24年発行 「純文学の鬼」といわれた編集者の書いた挿話に満ちた戦後の文壇史。文士の修羅場でもある文壇が戦後20年たって崩壊したといわれるまでをえがく。 「終戦後文壇見聞記」 大久保房男著 紅書房 平成18年発行 ...
池澤夏樹=個人編集 世界文学全集、入荷しました
池澤夏樹=個人編集 世界文学全集は第三集構成で全30冊です。 今回入荷したものは、第三集の3巻欠の29冊+「池澤夏樹の世界文学リミックス」付の30冊。 こちらはセット販売ですが、別入荷の十数冊はバラで店頭販売しております。 そちらから2冊ご紹介いたします。 『存在の ...
東洋医学・鍼灸治療の本を入荷しました
鍼灸の本といえどいろいろありますね。 さて、本日ご紹介するのは、先日買取りさせていただきました本から、こんなちょっとめずらしいタイトルの古本です。 東洋医学に焦点をしぼった場合、原典として『素問』、『霊枢』、『難経』が必ずといっていいほどあげられます。しかしここで問 ...
「ロシア精神史」などの古本を入荷
ロシア思想の土台をなす”ロシア正教”の精神に焦点を当て、思想家たちの足跡をたどる。 本書がとりあつかう時代は、ロシアがギリシャ正教を国教として受け入れた十世紀末から、ロシア革命直前の十九世紀末まで、帝政ロシアのほぼ全時代を対象としている。 しかしながら著者 ...
海外文学のシリーズものを新入荷
海外文学書を入荷しました。 バルザックの膨大な著作の中から傑作を精選。 バルザック生誕200周年を記念して出版された本シリーズの内容は以下の通りです。 第1巻、ペール・ゴリオ 第2巻、セザール・ビロトー 第3巻、十三人組物語 第4・5巻、幻滅―メディア戦記 第6巻、ラブイユーズ ...
心理学・哲学の古書を入荷しました!
ちょっと目をひくタイトル、「心理学の哲学」 と聞いてウィトゲンシュタインを思いだしたアナタは哲学書愛読者ですね? …といいますのも、このタイトルはウィトゲンシュタイン全集の補巻に同名の題がついているからです。しかし編者いわく中身は、心理学を哲学しているわけではなく、心的概念の分析 ...
二十世紀の日本とは、国土とは何か?
国土に映る、百年の物語! フーコーやベンヤミン、そして柳田国男の視点を踏まえて、現代における“社会記述”の可能性を探ってきた著者が、「日本」という存在の同一性を支え基盤となる場である「国土」の運命を壮大な構図のもと描いた労作。 「国土論」 二十世紀初頭、沈黙と恐怖のうちに浮上した ...
映画についての古本を新入荷
未来映画術「2001年宇宙の旅」を入荷しました! 本書は、巨匠スタンリー・キューブリック監督作品の『2001年宇宙の旅』のメイキング・オブ・『2001年宇宙の旅』の決定版である。 未使用カットを含む豊富なスチル写真、絵コンテ、撮影風景など140点以上の図版と当時の貴 ...
方言の現在など、日本語学書入荷しました
めまぐるしく変わる社会情勢にともない、日本語はその長い歴史の中でもかつてない大きな変化のときを迎えています。 ことばの地理的変異“方言”にも大きな変化がおきている。伝統的な方言が崩壊する代わりに、共通語化が進んでいるからです。 現代の方言は実に複雑でいろいろな顔を持っています。少 ...
出版・編集などに関する古書
先日買取りさせていただいた「ささやかな証言―忘れえぬ作家たち」は、作家と直にかかわる編集者だからこそのとっておきの話が数々紹介されています。 著者・徳島高義 昭和9年千葉県生まれ。千葉大学文理学部卒業後講談社に入社。編集部、文芸出版部などを経て1988年文芸局長。常務取締役などに ...
神経症者のいる文学、ほか入荷しました
『神経症者のいる文学 バルザックからプルーストまで』吉田城/著 1996年 名古屋大学出版会 近代を神経症の時代と言っても良いだろう。そして文学も神経症の主題を繰り返し描いてきた。 文学の中で神経症とはどのように捉えられてきたのだろうか。本書では、フランス近代文学の骨格を作って ...
懐かしの国鉄電車の古本
「国鉄電車回想」 全3冊揃いを入荷しました。 昭和30年代に大きな変化を迎えた国鉄電車。旧型電車に高性能な新鋭電車が加わり、新幹線が誕生した時代でもあった。1では、東海道本線で活躍した当時の電車を探る。2では新旧過渡期の東日本でのその姿を追う。3では中部・西日本の各地に活躍した数 ...
グリム兄弟、ほか入荷!
『グリム兄弟 魔法の森から現代の世界へ』ジャック・ザイプス/著 鈴木晶/訳 1991年 筑摩書房 グリム童話の世界的な人気の秘密とはなにか。グリム研究者が、数多くの新資料と英訳版を完成させた体験にもとづいて描いた卓抜な批評、伝記、社会史。グリム「神話」をあざやかに解体する最新研 ...
東洋医学書・漢方の書を入荷
漢方をこれからスタートする方のための本をご紹介! 「漢方の新しい理解と展望 医歯薬学生と医療に携わる人のために」 以前は単なる西洋医学の補助療法であると捉えられていた漢方も、現在では認識が随分変わってきている。というのも、最近急速に発達した最先端の実験技術との組み合わせで新しい発 ...
講談社文芸文庫、新入荷
『一葉の日記 現代日本の評伝』 和田芳恵/著 1995年 講談社文芸文庫 一葉は、いつも庶民のなかにいて、いつも頭のなかでは、社会のありかたの不当さを考えていた。一葉研究に没頭し伝記、評論を書き続けた著者が、全集の実務編纂に加わるなど基礎資料をもとにして、樋口一葉十六歳から死に ...
“読む事典”をご紹介
本日新入荷しました「ヨーロッパ中世社会史事典」は、原著の題名では「中世社会」となるのですが、対象となる地域がヨーロッパであること、内容が事典であることから、このような変更をしたといいます。 本書は長短取り混ぜた154の項目からなる。そのうち141項目はフランスの歴史家で本書の著者 ...
「四柱推命学詳解」など占いの本を入荷
四柱推命学の四柱とは? 生年・生月・生日・生時を家の4本の柱に見立てたもの。 推命とは? 運命を推しはかるという意味。 四柱推命学とはこの4つの柱の干支を基本として、そこに陰陽五行運行の哲理を組合わせて命式をつくる、運命学の一分野である。 天賦運命学 四柱推命学詳解 荻野泰茂著 ...
雑誌は見ていた、ほか新入荷
『雑誌は見ていた 戦後ジャーナリズムの興亡』植田康夫/著 2009年 水曜社 本書では主に昭和20年代から50年代にかけての雑誌をとりあげた。その頃の雑誌界は元気であった。 戦後のジャーナリズムはどのように生まれたのか。花森安治、岩波茂雄などの出版人はいかに読者へ真実を伝えよう ...
彫刻とはなにか、ほか新入荷本
『彫刻とはなにか 特質と限界』 ハーバート・リード/著 宇佐美英治/訳 1980年 日貿出版 彫刻は芸術としての独立性を確立するのに、終始困難をおぼえてきた。本書は適切な図版を附し、彫刻藝術の美学を明らかにする。 『江戸の遠近法 浮絵の視覚』 岸文和/著 1994 ...
ロマ書の研究、ほか新入荷
『ロマ書の研究』 内村鑑三/著 2002年 教文館 ダニエル書、ヨブ記、ロマ書、共観福音書…最も深く興味を感じたものはロマ書であった。パウロにより、口授されたこの書はキリスト教の真髄を伝える書である。内村鑑三の最大の著述であり、生涯をかけた聖書研究。60回にわたって講演した内容 ...
古本祭り最終日
本日で、10月28日から始まった古本祭りも最終日となりました。 外の古本ワゴンは18時までの営業となります。 店内では文庫本も数多く取り揃えておりますので、外のワゴンだけでなく店舗の方にもどうぞお立ち寄りください。 人気のある、平凡社ライブラリーから2冊ご紹介いたします。 &nb ...