川瀬巴水（かわせはすい） 作品買取

本名、川瀬文治郎。新版画を確立した浮世絵師、版画家として橋口五葉や吉田博らとともに知られる。明治16年(1883年)、東京府芝区(現港区)に職人の子として生まれる。14歳頃から日本画家に師事、25歳のときには鏑木清方に師事しようとするも年齢を理由に難色を示され、洋画家・岡田三郎助から洋画を学ぶようになる。27歳の時には再び鏑木清方へ師事することを希望し入門、明治43年(1910年)には「巴水」のを与えられる。その後、師鏑木清方の得意とした美人画に行き詰まりを感じ、同門である伊東深水の影響で版画へと転向した。渡邊版画店(現渡邊木版美術画舗)より、「旅みやげ第一集」「東京十二題」「日本風景選集」「朝鮮八景」など風景画を中心とした数々の作品を発表するようになる。主な木版画には、「塩原おかね路」「塩原畑下り」「東京十二題 こま形河岸」「東京二十題 深川上の橋」「雪の増上寺」「東京二十景 芝増上寺」「東京二十景 明石町の雨後」「東京二十景 矢口」「東京二十景 千束池」「東京二十景 馬込の月」「東京二十景 大森海岸」「中央市場」「日本橋」「清洲橋」「芝弁天池」などがある。昭和32年(1957年)、胃がんのため74歳で逝去した

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